某ついったーで「ティアラ文庫新人賞作品がエロい」という話を聞いて思わず手に取ってしまいました。悪魔の虜囚となった天使が悪魔から陵辱されるというお話。
確かにこれまでに読んだティアラ文庫の作品群の中では飛びぬけてエロいんだけど、ひたすらエロシーンだけ選り抜いてつまみ食いしている間隔で個人的には物足りなかった。ヒロインが序盤で「口では嫌がってても身体は悦んでる」状態に突入してしまうのでなんだかなあ、と思ったのもあったし、相手の悪魔がヒロインに惚れた理由が「一目ぼれ」の一言で済まされているのも、そこに陥るまでの心の動きを読むのが好きな私としては興ざめ。
ひたすらエロシーンを書く事に注力してそこにいたるまでの流れはただテンプレに当てはめただけのように感じて、とにかく物足りないというか、どこかで見たような展開の詰め合わせみたいになっちゃってるのが辛かった。ヒロインが悪魔に一筋の優しさを見出して一瞬だけ心を許した瞬間に堕天の兆候が……という展開は上手いと思ったけど、そこまでやったんならそこからなしくずしに流されちゃわないでもう1抵抗してほしかったな。
せっかくの陵辱モノなのにそちらに徹し切れてないというか、全体的に「もう1波乱あっても」と思ってしまうんですよね。あとこれはティアラ文庫レーベル自体の方針っぽいけど何故いつもかませ犬が中途半端なんだ。思わせぶりに出てきた執事が実は魔王のスパイで、くっつくまえに魔王との対決が…みたいなの想像してたら執事はただの3P要員でガッカリしたよ!!!
キーワード:綾月 りょう (2 件 / 1 ページ)
今月のまとめと読了記録[2010年2月分]
2月に読んだ本は10冊でした。
新刊の崩せてなさが酷い……今月少なかったのに半分も読めてない。
2010年2月にアクセス多かった感想
バカとテストと召喚獣7.5 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣7 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣6 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣6.5 (⇒感想) |
バカとテストと召喚獣5 (⇒感想) | レイセン File1: 巫女とヒキコと闇少女 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣 (⇒感想) | バカとテストと召喚獣4 (⇒感想) |
こ れ は ひ ど い
思わず8位までの拡大版にしてしまった……バカテス新刊が僅か数日でアクセス数トップに躍り出てくるのはいつものことですが。いつぞやの「生徒会」無双を思い出しますが、今回はこの合間にもバカテス同人の告知ページが挟まったり性別秀吉部門を捏造したとか秀吉&かなたんメインの女装ラノベ特集とか……もうそんなんばっかりです。感想記事以外のアクセスを入れたり、レイセンが入らなかったら、完全バカテス無双だったという恐怖。ありがとうレイセン、君のおかげで地球は救われた!!(大げさすぎる)
2010年2月に読んで面白かった本
バカとテストと召喚獣7.5 (⇒感想) | デュラララ!!×2 (⇒感想) | レイセン File1: 巫女とヒキコと闇少女 (⇒感想) | いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室1 (⇒感想) |
普段はアクセス数のほうとおもしろかった本は被らせないようにするのですが、ここんとこ読んだ冊数自体が本当に少ないのでそういうの考えないことに。
とりあえず「バカとテストと召喚獣7.5」は表紙の時点で☆6つつけざるをえないわけですが、それは置いておいても収録されている「ウチと日本と知らない言葉」が素晴らしかったです。バカテスの過去話は本編とはまた一味、趣が違って大好きだ…!
アニメ効果で読み始めた「デュラララ!」もおもしろかった。2巻3巻とどんどん右肩上がりにおもしろくなっていくのですが、個人的には平和島静雄さんに焦点が当たる2巻がお気に入り。というかセルティと静雄のやりとりが可愛くて仕方ないのですがどうしたらいいですか。3巻の正臣や、岸谷親子に振り回されるセルティさんも大好きですが…!
新作という名の続編な「レイセン」はヒデオや鈴蘭をはじめとする既存シリーズキャラたちが見せる新たな関係が興味深い。特に鈴蘭と翔希の今後の関係が気になって仕方ないのですが…うわあああ相変わらずこの子は主人公の見せ場を美味しく戴いていくよ!!「紅月光の生徒会室」は、キャラは好きだけどいつ天本編のハードバトル具合についていけず脱落しそうな私にはこの上もなく美味しいシリーズでした。月光と大兎のデコボコな友人関係(主従関係?)がたまりません。男子高校生美味しいですもぐもぐ。
2010年2月の読了記録
実は、水面下で「ぼくと魔女式アポカリプス」の再読をしたりしていた。
草太×澪の悪友関係がたまらな(強制終了)
続きを読む